株式会社すかいらーくホールディングス

株式会社すかいらーくホールディングス

https://corp.skylark.co.jp/

皆様よくご存じのガストなどの各種テーブルレストランを中核事業に、現在約3000店舗・年間約3億人が来店するというすかいらーくホールディングス様。

『価値ある豊かさの創造』という経営理念、「ひとりでも多くのお客様に 安くておいしい料理を 気持ちのよいサービスで 快適な空間で味わっていただく」というミッションのもと、それぞれの地域で皆さまに喜ばれ、なお一層必要とされるお店作りを目指していらっしゃいます。

今回、同社初の環境配慮型店舗となる「ガスト東村山市役所前店」をお訪ねして、「株式会社すかいらーくレストランツ」吉田様にお話を伺いました。

各ブランドについて

今回伺った「ガスト」をはじめ、数多くの人気ブランドをお持ちのすかいらーくグループ様。それぞれのブランドについて教えてください。

ガスト

全都道府県に約1,300店舗を展開するお手頃価格のファミリーレストラン。洋食を中心に全世代が楽しめる人気のフードメニューとともに、日本で初めて導入したといわれるドリンクバーにもファンが多数。モーニングからランチ、ティータイム、ディナー、ナイトまであらゆるシーンで幅広い層のお客様に支持されています。

バーミヤン

約350店舗を展開しており、餃子やラーメンといった定番中華から本格中華まで、多彩なメニューをお手頃価格でお楽しみいただける中華レストラン。ボトルキープもできるなど、アルコールを楽しまれたい方にもおすすめです。

ジョナサン

厳選素材や健康感にこだわり、多様なジャンルの質の高いメニューを提供するファミリーレストラン。都市部を中心に約190店舗を展開。季節ごとのデザートも充実しており、特に女性のお客様から好評をいただいています。

夢庵

お手頃価格で和食メニューを取り揃え、日常のお食事づかいからお祝いの席まで、幅広いシーンでご利用いただける和食ファミリーレストラン。約170店舗を展開しており、季節や旬の食材を活用したメニューをお楽しみいただけます。

しゃぶ葉

北海道から沖縄まで、約280店舗を展開。質の高いお肉と新鮮野菜、デザートも食べ放題のしゃぶしゃぶ専門店。種類豊富なタレや薬味で1万通りの味わい方を楽しむことができ、若いお客様からシニアまで幅広い層にご愛顧いただいています。

大切にされていること

すかいらーくグループ様の各ブランドでは、定番から季節限定までバラエティ豊富なメニュー、近年では配膳ロボットなどイノベーションも積極的に導入されています。メニュー、店舗、運営などどんなことに力を入れていらっしゃるか教えてください。

コロナ禍を経て、お客様の外食を選ぶ際の目はより厳しくなっております。すかいらーくグループでは、そこでしか味わえない価値あるメニューや外食ならではの楽しいサービス体験、そして常に時代に合ったサービスやメニューのご提供を目指しております。
また、ドリンクバーを楽しみながら、ゆっくりご自分の時間を過ごされる方やご友人やご家族とお話を楽しまれる方など、あらゆるご利用動機に対応したメニューや居心地の良い空間づくり、そしてDXを活用した利便性の高いサービスを追求しています。

導入の経緯と歴史

こちらのお店でもWMF 1300Sを導入いただいておりますが、すかいらーくグループ様には光栄にも長らくお付き合いをいただき、日本初導入といわれるドリンクバーでも、当社WMFのマシンを採用いただきました。また、当社メンテナンス部門の24時間365日対応は、ガスト様の導入が大きなきっかけだったと聞いています。導入に至った経緯や歴史について伺えますでしょうか。

ドリンクバーが最初に導入されたのは1992年3月にオープンした「ガスト1号店」でした。スタッフがたまたま置いていたコーヒーポットから、お客さまご自身が注いでいるのに気づき、お好きなものをお好きなタイミングで、お好きなだけ飲めるサービスがあればお客さまにお喜びいただけるのではないかと、思いついたのがきっかけです。

当初は、コーヒーのお替わりサービスから始まっていますので、コーヒーや紅茶など十数種類のホットドリンクのみの提供でした。そこから進化は続き、現在に至るまで、本格志向・健康志向を強めながら、コーヒーではこだわりの豆や挽き方、野菜と果実のニンジンミックス等、幅広くドリンクの種類を充実させていきました。また、お客様へのドリンクバーに求めるものアンケートで、コーヒーのおいしさは上位。コーヒーマシン選定は各社候補マシンを取り揃え、時間をかけて味第一、抽出物(コーヒー)のクオリティ重視で決定しています。

本格的なコーヒーを味わっていただきたいという想いから、1999年に「WMF ビストロ」をすかいらーくグループの標準機として運用開始しました。その後2005年にフレッシュミルクを使用した本格ラテメニューの導入などを経て現在に至ります。さらに言えば、365日、日本全国のアフターサービス体制が構築されているのは「セブ プロフェッショナル」の大きな強み。全国チェーン展開するすかいらーくグループには無くてはならない存在となっています。

メンテナンス体制や製品のサービス補償も他社と比較して最も当社の評価が高く、定期的な訪問による保守サービスはもとより、日々の清掃もしやすい構造となっており、誰でも簡単に維持、管理ができる製品になっている事も同社製品を選定する要因となっています。24年にわたり継続して使用されている点からも言える内容ですが、味の評価も高く、機器自体の信頼性も社内、社外から高く評価されています。

現場・お客様の声

現在多数の当社マシンをご使用いただいています。スタッフの皆様やお客様からの、反応・お声について教えてください。

スタッフに関して言えば、とにかく難しい操作がないため、教えることがあまりありません。以前使用していた旧機種と新機種を比べると、見た目は液晶がつくなど利便性が上がっていますが、ベースの部分は継承されていて、お手入れ方法など従業員の中の作業が変わらないのが非常にありがたいですね。長い付き合いで15年以上使用しているマシンもあるのですが、まだ全国で何十台も残っている。すごいですよね。ドリンクバーのコーヒーマシンは、一般のカフェの中にあるマシンと比べお客様が一日何度も押す、押す強さも人によってバラバラでタフな環境なのに、それでも壊れない。ずいぶん長く使わせていただきましたが、壊れにくいのが一番です。さすがドイツ製と感じます。

毎日の清掃は洗剤を入れてボタンを押すだけで終わり。細かい部品をいくつも外して洗って、といったことがないのは手軽。新機種は分解清掃がないため、着脱時の部品の紛失や破損も防げます。

抽出が早いので、お客様が長蛇の列にならないのもよい点。ランチタイムなどに並ばない。新しく導入した1300Sをはじめ、新機種は液晶があり、シニアの方も直感的に分かる。スタッフへのお問合せも減っている実感があり、その分接客やサービスを充実させられています。旧機種に比べフラットなデザインで、ステンレスが多く清潔を保ちやすい。メンテナンスに関しても、保守契約に加入しているので安心ですし、万一の際のケアに関しても、コーヒーが出なくてお客様に迷惑が掛かったというケースはほぼないので、迅速な対応に助かっています。

今後の展望

今後の新しいお取り組みなどについてお聞かせください。

いつの時代もお客様に外食を楽しんでいただけるよう、当社が運営する多彩なブランドの特性を活かし、あらゆる外食シーンでワクワクしていただけるメニューやサービスのご提案をしていくとともに、DXを積極活用し、お客様の利便性や従業員の働き方も進化する店舗運営を目指していきたいと考えております。

また2023年8月に当社は脱炭素社会の実現に向けてガストの環境配慮型店舗を出店いたしました。太陽光発電設備の他、CO2フリー電力やカーボンニュートラル都市ガスを導入した再生エネルギー100%電気で運営する店舗で、インテリアも再生ガラスを使用したLED照明、コーヒー豆をリサイクルした壁材、東京の木の木材などを採用しています。今後も持続可能な社会を目指し、環境に配慮し、豊かな社会づくりへの貢献を目指していきたいと思っています。